信州立岩 和紙の里

 当ふるさとセンターでは立岩和紙の原材料でもある「楮(コウゾ)」を使って、大勢のみなさんに手軽に紙すき体験にチャレンジしていただいています。和紙は「楮」という植物の繊維からできているのですが、この紙すき体験をしていただくことによって、実際に目で見て、手で確かめる大変よい機会になると思います。
 実際に自分で紙をすき、純白の和紙の上に広がる素朴でいて、暖かみのあるすき絵の世界は、きっと新鮮な感動をもたらしてくれることでしょう。
 さらに、世界でたった一枚の和紙ができるのですから、みなさんの創意工夫をこらして、素敵な作品を生み出してください。
【体験学習メニュー】
★うちわ作り体験
昔懐かしい竹製のマイうちわが作れます。
★はがき作り体験
手づくりの葉書で手紙を出してみてはいかがでしょう。
★卒業証書作り
卒業記念の証書を手漉き和紙で作ります。

【紙すき体験手順】
その1 金網ぬらし
紙すき職人さんと同じ作業では難しいので、どなたでも簡単にできる簡易紙すきワクを使います。この紙すきワクの金網を水槽につけて十分にぬらします。
その2 原料流し
紙すきワクの楮の原料を流し込みます。
その3 紙すき開始
原料を流し込んだら、ワクを持ち上げ、軽く前後・左右にワクを動かします。こうすることによって、繊維が絡み合い、丈夫な和紙になります。水が切れたら終了です。この作業を2回繰り返して、ちょうどよい厚さの紙をすきあげていきます。紙すきの職人になったつもりでトライしてみてください。
その4 絵付け開始
絵付け作業は簡単。赤・青・黄・緑・茶に着色した和紙繊維を、専用のペンなどを使って絵付けをします。文字を書いたり、絵にしたり、デザイン画にしたりと、様々な工夫がいかせます。混ぜ合わせて別の色を作ることもできます。
その5 乾燥
絵付けが完了したら水気を吸い取り、天日で乾燥させてできあがり。天気の良い夏場だと一日〜二日もあれば乾燥できます。
その6 完成
乾燥が終了したら、ワクから作品をはがして完成です。作品は郵送または受け取りにてお渡ししています。郵送の場合は、一週間〜十日ほどでお手元へお届けできるでしょう。


戻る